ども、ふみーにょです。
私の妻は地域のボランティアで保護猫活動をしています。
私もチラシ作りを手伝ったりしているのですが、一生を面倒みてくれる家族ができた時は、やっぱり嬉しいですよね。
ありがたい事に、昨今の猫ブームもあいまって、保護猫を飼いたいという人は多いものの、猫を飼ったことがありませんという人も少なくありません。
そんな方の中には、猫と何年一緒に暮らせるだろかって結構重要な事だったりすることがわかりました。
ペットショップから迎え入れる猫と違って、野良猫ちゃんって年齢がわからない事が多いから、余計にそう思うのかもしれません。
そこで今回は、猫の年齢について、猫の寿命や人間に換算すると何歳なのか、そして保護した猫が何歳なのか見分ける方法を解説していきたいと思います。
目次
猫の平均寿命ってどのくらい?
猫と一緒にどのくらい人生をともに過ごせるだろうか。
できれば長生きして欲しいのは、飼い主としては当然の願いですよね。
一般社団法人ペットフード協会の調査によると、猫の平均寿命は15.32歳となっています。
参考:平成30年 全国犬猫飼育実態調査|一般社団法人ペットフード協会
5年前に比べると1歳近く平均寿命が伸びているのですが、人間と同じくフードや医療技術の向上が猫の寿命を伸ばしてくれているのでしょうね。
ちなみに、ギネス記録にも認定されている世界最高長寿猫の年齢は、なんと38歳!
実に平均寿命の2.5倍以上長生きしたという事ですが、我が家の猫たちもそれくらい長生きして欲しいものです。
猫は人間の4倍のスピードで歳をとる!
猫の平均寿命は約15年という事がわかりましたが、「これって人間の年齢にすると何歳くらいなの?」という疑問がわきますよね。
そこで、猫の年齢と人間に換算した年齢を表にまとめましたのでご覧ください。
ネコの年齢 | 人間の年齢に換算 |
---|---|
2ヶ月 | 3歳 |
6ヶ月 | 8~9歳 |
1歳 | 13~18歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
19歳 | 92歳 |
20歳 | 96歳 |
大体15歳だと、人間でいう76歳前後になりますので、日本の男性の平均寿命より、ちょっと短いくらいになります。
何より驚きなのは、実に人間の4倍ものスピードで歳を取ることがお分かり頂けると思います。
特に1歳までの成長スピードがものすごく早くて、たった1年で成猫(人間でいう成人)になってしまうんですよね。
子猫の時期がもうちょっと長くても良いじゃないかと思うのは、私だけではないのではないでしょうか。
野良猫を保護した時の年齢の見分け方
ペットショップで購入した猫だったり、出産した日がわかる子猫なら、現在の年齢もわかると思うのですが、
野良猫を保護した時って、「この子一体何歳なんだろう?」って思ってしまうものです。
我が家にも5匹の保護猫がいますが、全て正確な生まれた日は把握できていませんが、猫を保護した時の状態で、ある程度は何歳くらいだろうというのは把握できるものなんですね。
そこで、猫の年齢が分からない時に、おおよその年齢を特定するためのポイントをまとめてみました。
子猫の場合
猫は生後1年で、ほぼ成猫と変わらない程度まで成長する動物です。
そのため、子猫の期間は、年齢が比較的変化がわかりやすいのが特徴です。
生後6週間未満
生まれてから生後6週間位までの年齢を見分けるには、目を見ることがポイントです。
まず、猫は生まれたから10日あたりで開くのが一般的。
つまり、まだ目が開いてなかったら、生まれたてという判断ができますね。
そして、目が開いた時は、どの猫もキトゥンブルーという青色の目をしているのが特徴です。
こちら、保護した当日のコロの写真ですが、この時点での年齢は、生後10日以上、6週間未満という推測ができます。
生後6週間~1歳未満
生後6週間を過ぎると、このように目の色が種類によって変わっていきます。
保護してから一ヶ月半経ったコロの目は、黄色になりました。
ここから1歳までの見分けるポイントは、「歯」になります。
生後3ヶ月から半年くらいにかけては、乳歯が抜け落ちて永久歯が生えてきます。
猫の歯は非常に小さいのでわかりにくいと思いますが、何かに噛み付く仕草が多い頃は、だいたいこの辺りの年齢かなと推測できます。
生後半年を過ぎると、永久歯が生え揃うので噛み癖も少なくなってきますが、そのタイミングで発情期を迎えます。
避妊および去勢をするのが、正にこのタイミングです。(子供を産ませる予定のない方は、必ずしましょう。)
成猫の場合(1歳~6歳)
1歳を超えて、成猫になると年齢の見分け方は非常に難しくなってきます。
オスとメスでは体の大きさが違いますし、個体差も出てきます。
特に、3歳~6歳あたりは、このようにどの猫が一番若いかというのも、パッと見ただけではわからなくなってきます(汗)
共通して言えるのは、毛艶がよいというのが特徴と言えます。
このくらいの成猫を保護した場合には、1歳~3歳、3歳~6歳の範囲にわけて、体が大きくなったかどうかで、ざっくりと判断する感じになります。
老猫の場合(7歳以上)
7歳以上になると、老猫となり、人間で言うと中高年の域に入ってきます。
この年齢になってくると、人間の肌の衰え同様に、毛並みがパサついてきたり、ハリがなくなってきたりします。
我が家の長子猫である、さんの6歳の頃と現在の12歳の写真を比べてみるとよくわかります。
このように毛並みの感じが全く違うのがお分かり頂けると思います。
その他にも、歯の黄ばみや口臭が強くなってくる猫もいます。
10歳を過ぎると、明らかに運動量が落ちて、走り回ることが少なくなってくるのがわかります。
猫の寿命は飼い方次第で長くなる!?
このように猫の年齢も、見た目からおおよその年齢を特定することができます。
平均寿命に関して言えば、15年近く同じ生活をともにできます。
でも、これが完全室内飼いの場合だと、平均寿命は約16歳と長くなっています。
一方、同じ飼い猫でも、外を自由に行き来している猫の場合はどうだと思いますか?
なんと、13.63歳と約3年近くも平均寿命が短くなってしまうのです。
さらに言ったら、野良猫になると、平均寿命はわずか3~5年程度となってしまうんです。
家族として迎え入れた猫と本当に長く一緒にいたいのであれば、どうか完全室内飼いにして欲しいという記事を書きました。
ここに書いた理由は、平均寿命の差を見てもらえば、より理解頂けるのではないかなと思います。