先日嫁の祖父が亡くなった際に、それほど弔問客が多くないことが予想されたため、通夜の受付係を私と嫁の妹の婿2人ですることになりました。
はじめての経験であり、急なことでもあったので中々上手くできませんでしたが、今後いつ頼まれても良いように受付係のやり方をまとめてみます。
通夜の受付の流れについて
葬儀の受付の流れは決して難しくはなく、以下の流れになっています。
- 芳名帳への記帳
- 香典を頂く
- 香典返しを弔問客に渡す
- 香典袋に記帳された行の番号を振る
この4つの流れになります。
記帳は弔問客が書くのが一般的ですが、私の地域では香典を頂いて記帳はこちらで行うというスタイルだったため、「2→1→4→3」の順番でした。
芳名帳と香典の数に漏れがないように、芳名帳には予め1から番号を振り、その番号を頂いた香典袋の右上に記入するのは今回私も初めて知りました。
弔問客に対する挨拶のマナー
続いて通夜に来てくれた弔問客への挨拶ですが、こちらは特に教えてもらえなかったので、私が上手くできなかった部分でした。
相手に失礼にならないように、というのが基本的なスタンスですが、具体的には下記のような言葉になります。
1.芳名帳へ記帳をして頂く時
「恐れ入りますが、こちらにお名前をご記入ください。」
2.香典を頂いた時
「ご丁寧に、恐れ入ります。」
「恐れいます。ご霊前に供えさせて頂きます。」
3.香典返しを弔問客に渡す時
「本日はお忙しい中お越しいただきましてありがとうございます。」
このように、わざわざ来て頂いた方への恐縮の気持ちを伝える言葉をかける事が重要です。
つまり、私が失敗した点でしたが、なんでもかんでも「ありがとう」という言葉を連呼するのは、この場では相応しくないという事になります。
受付係の服装のマナー
受付係の服装のマナーについては、基本的に葬儀に参列する格好と同じです。
男女で服装のマナーとして気をつけるべきポイントをまとめてみましょう。
男性の場合
- 上下は黒のスーツ(紺色、ダークグレー、ストライプなどは×)
- ネクタイ、靴下、靴も黒
- ワイシャツは無地の白
女性の場合
- 肌の露出の少ない黒のワンピースまたはスーツ
- ストッキングは黒または肌色(明るい色は避ける)
- アクセサリーは基本的にしない方が望ましい(結婚指輪はOK)
- ネックレスをつける場合は1連の物にする(2連物は重なるという意味で不可)
お祝い事ではないために、受付係も非常に気を遣う事が今回よくわかりました。
ただ、手順自体は難しいことは一つもありませんし、葬儀会社のスタッフさんもいらっしゃいますので、通夜がはじまる前に不安な点は確認しておきましょう。