普段は室内飼いを徹底している我が家ですが、過去に1度だけ黒猫のポッチさんが行方不明になったことがあります
幸いなことに、3日ほど経って見つかり、無事我が家に帰還して参りました。
不慮の事とはいえ、飼い主としては失格だなと強く反省し、自分を戒める意味も込めて、
どうか、これから猫を飼おうと思っている人がいたら、
放し飼いにせずに、完全室内飼いをして欲しい
そう思う理由について、放し飼いにする怖さ、室内飼いに対する誤解を交えながらお伝えしていきたいと思います。
目次
放し飼いにすることによるリスク
猫が自由に外に出れる環境を尊重する放し飼い。
たとえ元野良猫であっても、保護猫として家猫と迎え入れたのであれば、放し飼いにすることは様々なリスクがあります。
車にひかれてしまう
何が嫌って、車にひかれてしまうのが一番嫌じゃないでしょうか。
我が家は道に面しているから余計かもしれませんが、これまで野良が3度ひかれたのを目の当たりにしてきました。
そのため、私にとって放し飼いによる最も恐いリスクは、やっぱり車になります。
特に夜に猫がひかれてしまう事が多い理由は、人間の6分の1の光の強さでも認識できてしまう事が1つの原因です。
道を渡っている時に車のライトを見てしまうと、その光の強さにショックで動けなくなるから引かれてしまう猫が多いというわけなんですね。
野良猫との喧嘩
今回ポチ男が無事帰ってきたのですが、右目の上が赤く腫れていました。
恐らく、野良猫との喧嘩が原因だったと考えられます。
ただ、野良猫を悪く言うつもりはなく、自分のテリトリーに新参者が突如現れたら、そりゃ出ていけってなる気持ちはわかります。
そして、いざ喧嘩となれば、家でぬくぬくと暮らしている猫に勝てるわけがありません。
野良猫先輩なめんなよという事です。
これは放し飼いで飼っている猫でも同じことで、野良猫は今日食べる物を確保するために、命をかけて生きています。
そんな先輩猫に、家猫が喧嘩で勝てるわけが当然ありません。
自分の家がどこかわからなくなる
猫のテリトリーってご存知でしょうか?
正直、ちょっと野良猫先輩に追っかけられようものなら、猫のトップスピードだったら、あっという間に抜け出してしまう距離です。
自分の家を起点としたテリトリーの外に出てしまうと、自分の家がわからなくなる猫も多いです。
近くのスーパーなんかに、「行方不明の猫探しています」といったポスターをよく見かけますよね。
あれが正にそうで、私から言わせれば、「放し飼い=迷子になっていいですよ」と言っているようなものだと思っています。
室内飼いでデメリットと言われていること
放し飼いのリスクはわかってるけど、室内飼いだって猫にとってデメリットってたくさんあるでしょ?
こうした意見もありますよね。
一般的に言われているのは2つありますが、個人的には飼い主次第でどうとでもなる問題だと考えています。
運動不足による肥満
家の中という狭い範囲だと、どうしたって歩いたり、走ったりする距離は限られます。
だから室内飼いの猫は肥満になりやすいと言われていますが、
- 体重に合わせてご飯の量を調整してあげる
- キャットタワーなど高さで運動範囲を広げる
- 玩具でいっぱい遊んであげる
このように飼い主が気にかければいくらでも解消することはできるはずなんですよね。
外に出れないストレス
猫が窓際に座って外を眺めているイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?
この様子を見ると、「ああ、やっぱり外に出れないからストレスなんだろうな。可愛そうだな。」と思う飼い主も少なくありません。
でも、猫からしてみればパトロールの一環で、テリトリーに侵入する猫がいないかを確認しているに過ぎません。
そもそも、猫って1日12~16時間と1日の半分以上を睡眠時間に費やす動物です。
つまり、本能的に自分の身が安全な場所を確保するための行動を取っているわけです。
そのため、家が安全な場所と思っていれば、ストレスになることはないはずなんですね。
猫を大切な家族として迎え入れるなら室内で飼おう
ここまで偉そうに、「猫を飼うなら室内飼いにして!」と語って参りましたが、今回ポッチを家から出してしまった反省の意を込めて記事を書きました。
もちろん、全ての猫が室内飼いで幸せかと言えば、人間と同じく自由を愛する猫もいると思っています。
でも、私たちが家族として迎え入れた猫は、例え元野良猫であっても、再び外の世界で生きていくことは簡単ではない。
そう考えて頂きくきっかけになればと思っています。