猫を飼っている方なら、おしっこのトラブルって何かとつきものですよね。

おしっこが出ないのはもちろん心配ですが、元野良ちゃんだと「粗相(そそう)」に悩まされる飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

正に我が家の保護猫コロビも、ある時急に粗相がはじまって、つい最近までずっと続いていました^^;

ただ、あるきっかけで、嘘のようにピタッと粗相がなくなったんですね。

そこで今回は、猫がなんでおしっこを失敗してしまうのか。

粗相の原因と治るきっかけについて、実体験を元にお伝えしていきたいと思います!

猫がトイレ以外でおしっこをしてしまう3つの原因

猫は基本的に教えなくてもトイレでおしっこやウンチをしてくれる動物として知られているため、急に粗相をしはじめるとどこか具合が悪いんじゃないかと心配になる人もいるかもしれません。

一般的にトイレ以外で猫がおしっこをしてしまう原因は3つあると言われています。

トイレが気に入らない

我が家のように多頭飼いをしているとよくわかるのですが、神経質な猫は、

  • トイレの場所
  • トイレ砂の形状
  • トイレが不衛生

このような所に、非常に敏感です。

我が家のコロビさんは、後述しますがトイレの場所が、粗相をし続けてしまった1つの要因でした。

猫にとって落ち着いて排泄できることは、非常に重要なんですね。

マーキング行為

オス猫ならではのおしっこトラブルで一番多いのが、マーキング行為です。

縄張り意識の強いオスは、家の周りの野良ちゃんに対して自分を主張する目的だったり、侵入されたくない不安を理由にマーキングをすることがあります。

また、新しい環境に引っ越した際に、自分の臭いを付ける目的でマーキングをする猫もいるのだそう。

家の中でも玄関や窓際といった外との境界部分に少量のおしっこをスプレーするのが特徴です。

ただ、このマーキング行為は、去勢手術をすれば90%はしなくなるのが普通と言われています。

病気が原因のケース

胃腸や尿路結石でおしっこが出にくい場合におしっこをトイレ以外でしてしまうケースもあります。

実際にコロビと兄弟猫のヒジキも、この尿路結石が原因で、おしっこを失敗してしまう時期がありました。

おしっこが出にくいとトイレにいる時間が長くなり、その間に他の猫が用を足しに来ると、相当ストレスになってしまったようです。

そのため、1人安心できる場所でおしっこをしてしまうという状況でした。

ヒジキの場合はソファーが落ち着ける場所だったようで、一度粗相をして以来、尿路結石が治っても、その場所でするようになってしまいました^^;

結局その時は、そのソファーを捨てる(=臭いを完全に消す)ことでようやく解決に至った思い出があります。

コロビが急に粗相をはじめてしまった原因は?

では、我が家のコロビが急に粗相をはじめてしまった原因はなんだったのか。

我が家の猫は全て去勢&避妊手術をしているので、まずは病気ではないか動物病院で診察。結果は健康そのものでした。

そのため、しばらくコロビの日常の行動を注意深く観察したところ、外と家の中、両方に問題があることがわかりました。

家の外に野良ちゃんが増えたこと

コロビが急に粗相をはじめた前後で、我が家の周りを多くの野良ちゃんが行き来するようになったのが原因の1つ。

コロビは非常に臆病な猫なので、玄関の際にマーキング行為をするようになりました。

また、このタイミングで何度か家から脱走してしまった事があり、そのときに直接野良ちゃんと出くわしてしまったんですね。

まあ、その時の威嚇たるやすごかったのですが、そんな事もあって縄張りを作るのに必死だったように思います。

家の中に落ち着いた場所がなかった

もう1つの問題点は、多頭飼いの影響です。

我が家は、1階で保護猫5匹を飼っているのですが、コロビの落ち着ける場所がなかったようなのです。

また、同じサバ猫のシビと相性があまり良くないようで、シビがコロビに必要以上にちょっかいを出すため、それもストレスだったようです。

シビとコロビ

このように仲が良い時もあるんですけど、コロビにとっては一人で寝かせてくれと内心は思っていたのかもしれませんね。

そのため、トイレも落ち着いて出来なかったのが、粗相を長引かせる原因だったのかもしれません。

おしっこトラブルの解決は突然に!改善方法は?

コロビの粗相がはじまって、おしっこをしては掃除を繰り返すこと、およそ半年。

解決策も全く見えないまま、途方に暮れていたのですが、あるタイミングで、これまで私が仕事部屋として使っていた場所が空いたので、そこを猫部屋にしてトイレやご飯を食べる場所を集約しました。

そしたら、その日から嘘のようにマーキング行為をしなくなったんですね。

その時は理由がわからなかったのですが、今回この記事を書くにあたって調べていたところ、この猫部屋がコロビにとって安心できる場所ということがわかったのです。

具体的には、

  • 野良猫の通り道ではない
  • トイレが人目に触れない
  • シビが邪魔しない

この3点が偶然にも一致したのが、猫部屋だったのです。

私たち人間にとっても、タナボタ的出来事だったのですが、何よりコロビが安心して過ごせるようになったのが何よりです^^

まとめ

私だけでなく、猫が急に粗相をはじめると、ほんと困りますよね。

ただ、おしっこを失敗してしまう原因は必ずありますし、何かしら不安を抱えているからこそ、してしまう行動だということを理解してあげましょう。

必ず原因がありますので、怒らず、慌てずに、心落ち着けて、いつも以上に猫ちゃんの行動に目を向けてみてくださいね。

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