秋といえば、さつまいも。

ここ数年、すっかりと「安納芋」という言葉を耳にするようになりました。

実はふみーにょは、この安納芋を使った製菓開発に携わったことがありまして、ちょっとだけ他の人よりも安納芋の食べ方にはうるさい男です。

せっかく美味しい安納芋を勿体無い食べ方をしている方も多いので、今回は美味しく食べるためのコツをご紹介したいと思います。

安納芋は買ってきてからすぐに食べないこと!

安納芋は、生芋の状態で糖度が2倍希釈で13度程度。

単純換算で27度前後とマスクメロンよりも甘く、さらに加熱すると40度近くになることから、そのまま食べてもスイートポテトのようなネットリとした甘さがウリのさつまいもです。

この安納芋は毎年10月頃から出荷されはじめますが、実はこの甘さが出るまでには一定期間寝かす必要があるんですね。

本来であれば、掘ってから1ヵ月半程度、13度~16度の冷暗所で保管するのがベストな状態です。

ただ、「秋=さつまいも」のイメージがあるため、どうしても市場には十分に寝かされていない芋が出回ってしまうのです。

そのため、安納芋を美味しく食べるためには、まずは買ってきてから家の中の比較的涼しい所に新聞紙で1つずつくるんで保管しておきましょう。

保管期間は、10月~11月に購入した芋の場合は1ヵ月~1ヵ月半程度。

12月あたりに買った芋なら、2週間くらいは寝かせると良い状態になります。

焼くか、蒸すかという選択

一定期間、安納芋を保管して食べごろになったら、次はどのように調理するかです。

今回は家庭でそのまま食べるという形で考えてみたいと思いますが、その場合は「焼く」か「蒸す」かですね。

基本的には、焼いても蒸しても糖度の上がり方は一緒で40度前後になります。

ただ、蒸す場合は水分が芋に戻ってきてしまうため、もともと水分量の多くネットリした特長を持つ芋のため、ややボヤケた味になってしまいます。

そのため、個人的には焼き芋にするのがベストな食べ方だと思っています。

家庭で美味しく安納芋を焼くためにはどうする?

では、家庭で安納芋を美味しく焼くためにはどうしたらよいか。

最もハズレがなく仕上がるのは、こうしたホーロータイプの石焼き芋器を使うことです。

うーん。でも芋だけのために購入するのはちょっとなあ、という方はトースターでもOK。

ただし、温度調節が細かくできるこのようなタイプが良いですね。

安納芋は出来るだけ低音でじっくりと焼いたほうが糖化が行われて甘みが増していきます。

表面を軽く洗ってアルミホイルに1個ずつ包んでから、160度~170度の温度で90分くらいかけてじっくりと焼くといいですね。

※トースターの性能によって時間は異なりますので、お気をつけください。


蒸し芋がお好きであれば、洗って水気を切らないままラップでくるんでから、レンジで温める食べ方もおすすめです。

その際も出来るだけ低温でじっくりと温めていくのが重要なので、この点はお忘れなく!

私は試した事はありませんが、レンジの解凍機能(約150W)で15分くらい加熱するといい感じで仕上がるようですよ^^

ぜひ、安納芋の甘さを最大限に楽しめる食べ方をしてくださいね。

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