
釣り竿のグリップ、気づいたら黒ずんでいた…なんてことありませんか?
特にコルク製のグリップは手になじみやすく人気ですが、汚れがつきやすいのが少し難点。
でも大丈夫!今回は、初心者の方でも簡単にできる「コルクグリップの汚れの落とし方」を、優しく丁寧にご紹介します。
自宅にあるものでできる方法ばかりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね♪
目次
コルクグリップが汚れる原因とは?
釣りをしていると、コルクグリップがだんだん黒ずんでくることがありますよね。
実はこれ、手の皮脂や日焼け止め、泥、汗などが原因なんです。
コルクは天然素材なので、汚れを吸い込みやすく、放っておくとどんどん染みついてしまいます。
ただし、全部が“汚れ”とは限りません。使い込むことでできる自然な色の変化(経年劣化)は、コルクの味わいとして楽しむ方も多いですよ。
コルクグリップの汚れを落とす前に確認しよう
お掃除の前に、まずはグリップの状態をチェックしましょう。
天然コルク製か、EVA素材などが混ざっているかで方法が少し変わります。
また、ヒビや欠けがあるときは、無理にこすると悪化することもあります。そんなときは、洗うよりも補修を優先しましょう。
コルクグリップの汚れを落とす方法【4つのステップ】
① 中性洗剤で優しく洗う
台所用の中性洗剤を少し薄めて、柔らかいスポンジで泡立てながら軽くこすります。
力を入れすぎず、優しく撫でるようにするのがポイントです。特に、手の当たる部分や黒ずみが目立つ部分を中心に、くるくると円を描くように拭くとムラなくきれいになります。
汚れが浮いてきたら、水でしっかり洗剤を落とし、乾いたタオルで水分を丁寧に拭き取りましょう。
その後は数時間陰干しし、完全に乾かしてから次のステップへ。焦らず丁寧に行うことがコツです。
② メラミンスポンジで黒ずみを落とす
「激落ちくん」などのメラミンスポンジもおすすめ。
水を少し含ませて、気になる部分を優しくこすってください。力を入れすぎるとコルクが削れてしまうので、少しずつ様子を見ながら行うのが大切です。
黒ずみが強い部分は、メラミンスポンジをこまめに新しい面に変えることで、効率的に汚れを取ることができます。
作業後は乾いた布で軽く拭いて、表面を整えましょう。
③ ウェットティッシュで簡単クリーニング
軽い汚れなら、釣りの合間や帰宅後にウェットティッシュでさっと拭くだけでもOKです。
手軽で続けやすい方法なので、こまめにお手入れしたい方にぴったり。
アルコール入りタイプなら油汚れも落としやすいですが、乾燥しやすい環境ではノンアルコールタイプの方が安心です。
拭いた後は必ず乾いた布で水分を拭き取り、陰干ししておくと清潔に保てます。
④ 白木用ワックスで仕上げ・保護
最後の仕上げに白木用のワックスを薄く塗り、柔らかい布で円を描くように伸ばします。
塗りすぎないように注意しながら、均一に塗ることでしっとりとした質感と自然なツヤが戻ります。
ワックスを塗った後は数分おいてから軽く拭き上げると、さらになめらかな仕上がりに。
汚れ防止にもなるので、月に1回ほど定期的にケアするといつも清潔で美しい状態をキープできます。
お掃除の手順まとめ
- 乾いた布でホコリを拭く
- 中性洗剤またはメラミンスポンジで洗う
- 水分をしっかり拭き取り陰干し
- ワックスで保護・仕上げ
乾燥は風通しのよい日陰で行いましょう。直射日光に当てるとひび割れの原因になります。
作業時の注意点
作業を行う際は、コルクという素材の特性をよく理解して、やさしく丁寧に扱うことが大切です。
- 強くこすりすぎないようにしましょう。力を入れすぎると、表面のコルクが削れてしまい、ツルツルした部分やへこみができてしまいます。特にメラミンスポンジを使用する際は、こすり方の強さを調整しながら、少しずつ進めるのがコツです。
- 酸性・アルカリ性の洗剤は使わないでください。これらはコルクの表面を傷めたり、色ムラを引き起こす可能性があります。できるだけ中性洗剤を選び、少量を使うようにしましょう。
- 洗ったあとは必ず乾燥を!カビ防止になります。洗浄後に水分が残ると、コルクの内部に湿気がこもり、黒カビや独特のニオイの原因になります。乾いたタオルでしっかり拭き取ったあと、風通しのよい場所で数時間以上自然乾燥させましょう。
- 完全に乾いてから釣具袋などにしまいましょう。湿ったまま収納すると、せっかく落とした汚れが再び吸着したり、グリップ自体が変形するおそれがあります。収納前に手で触って冷たさや湿り気を感じなくなるまで乾かすことを意識してください。
また、作業を行う際は直射日光の下や高温になる場所を避けると、コルクが割れたり変形するリスクを減らせます。
焦らず、やさしくケアすることがきれいに仕上げる一番のポイントです。
コルクグリップの補修・再生もできる!
小さな欠けやヒビなら、木工パテやコルクパウダーを使って補修が可能です。
欠けた部分にパテを少しずつ詰めて、平らにならすように指やヘラで整えるのがポイント。
その後、完全に乾いたら細かい紙やすり(#400〜#600程度)で表面を滑らかに研磨します。研磨の際は強くこすらず、優しく表面をなじませるように動かすと自然な仕上がりになります。
最後にワックスを薄く塗り、柔らかい布で優しく磨けば、まるで新品のようなツヤと手触りに!
もし大きな欠けや深いヒビがある場合は、複数回に分けて補修材を重ねるとしっかり補えます。乾燥の時間をしっかりとることが大切です。
また、色味が気になるときは、コルクの粉を少量混ぜて調整することで自然な色合いに仕上げることができます。
少し手間はかかりますが、自分で直す楽しさもあり、愛着がさらに深まりますよ。
DIY感覚でできるので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。
汚れがひどい場合は交換も検討
長年使っていると、どうしても落ちない黒ずみやカビが出てくることも。
そんなときは思い切って交換するのもおすすめです。自分で交換するなら1,000〜3,000円ほど、釣具店にお願いするなら5,000円前後が目安です。
EVA素材のグリップに変えると、お手入れがラクになるのもポイントです。
コルクグリップを長持ちさせるコツ
- 釣行後は必ず乾拭きする
- ワックスで定期的に保護する
- 湿気の少ない場所で保管する
- 車内放置は避ける(高温注意!)
ちょっとした習慣で、グリップの美しさが長く続きますよ。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 漂白剤は使ってもいい?
- コルクが変色するのでNGです。必ず中性洗剤を使いましょう。
- Q2. 黒ずみが全然落ちないときは?
- メラミンスポンジでも落ちない場合は、軽く研磨してワックスで仕上げると効果的です。
- Q3. EVAグリップも同じ方法でOK?
- 基本はOKですが、EVAは吸水しにくいので中性洗剤だけで十分です。
まとめ:コルクグリップはこまめなお手入れで長持ち!
コルクグリップのお手入れは、実はとっても簡単です。
中性洗剤とメラミンスポンジを使って優しく汚れを落とし、しっかり乾燥&ワックス仕上げをするだけでOK!
大切なロッドをきれいに保てば、釣りの時間がもっと気持ちよくなりますよ。ぜひ、今日からお手入れ習慣を始めてみてくださいね♪
