現在、体や心がどこか不安定だったり、仕事や人生が上手くいっていないなーと感じていたりする方におすすめしたいのが「鼻うがい」

私も、数年前に一度心のバランスを崩してから、日頃の生活を色々と見直してきましたが、

大袈裟ではなく、 鼻うがいを毎日行うようになってから、 人生が激変しました 。

はじめの頃は、「鼻から入れて口から出す」というのが難しくて挫折しそうになりましたが、諦めずに続けて良かったと思っています。

一人でも多くの方に、習慣の1つとして取り入れてもらいたいと本気で思っているので、今回は鼻うがいのやり方のコツについて、私の実践ベースでお伝えしていきたいと思います。

また、鼻うがいには、なぜ心と身体を整える効果があるのかについても詳しく解説します。

鼻うがいグッズを準備しよう

まずは、鼻うがい用のグッズを準備していきましょう。

といっても、特別な物は何1つありませんのでご安心を^^

塩(天然塩)

鼻うがいの効果を決めるのは過言ではないくらい重要なのが塩です。

ここで言う鼻うがいは「浄化」を目的としたものなので、塩だけはこだわってもらえると嬉しいですね。

絶対にNGなのは、工業塩と言われるもの。

いわゆる、普段料理とかに使っている塩です。

これでせっかく鼻うがいしても、全く浄化にはつながらないので、必ず天然塩を使うようにしいましょう。

天然塩なら何でも大丈夫ですが、

私は、

キパワーソルト

真生塩

この2種類を2:8の割合でブレンドして使っています。

実際やってみるとわかるのですが、自分の体に合う塩ってあるので、慣れてきたら色々と試してみる事をおすすめします^^

水の考え方も「良い水」というのが基本。

カルキが入った水道水はNGで、できればミネラルウォーターか浄水器を通した水を使用しましょう。

日本の水道水の質は世界的に見れば非常に良いですが、雑菌はゼロではありませんので、絶対そのままでは使用しないこと。

どうしてもという場合は、水道水をやかんに入れて火にかけ、沸騰してから15分ほど沸かせ続ければ、殺菌もカルキ抜きも可能です。

ただ、毎回作るのは大変ですし、光熱費も考えると、蛇口に取り付けるタイプの浄水器を購入した方が、長い目で見るとコスパが良いのかなと感じます。

ボウル

鼻うがい専用のボウルを1つ用意しましょう。

こちらは100均で売っているもので十分。

目盛り付きだと計るのが楽なのでおすすめです。

1点注意して欲しいのが、ボウルの形状ですね。

私は最初に買ったのが写真の左側の高さのあるタイプだったのですが、これが失敗でした(^_^;)

後ほど、やり方の際にも詳しく説明しますが、食塩水を飲み込まないようにするには、頭をできるだけ下げて置くことがポイントになります。

しかし、高さのあるボウルだと、最後の方はどうしても容器を傾けないといけないので、必然的に頭が上がっちゃうんです。

そのため、できるだけ高さのない、いわゆる一般的なボウルにされることをおすすめします。

大きさは好みですが、片鼻1リットルずつしますので、1リットルか2リットル入るタイプをセレクトするのが面倒ではないすね。

揃えるものは以上です。

あとは食塩水を作る際に、このような秤があると便利ではあります。

計量スプーンを使ったり、ボウルに目印をつけたりしておけばOKなので、なければ特に新しく買う必要はありません。

とりあえず、まずは塩と水とボウルの3つを準備しましょう。

鼻うがい用の0.9%食塩水を作る

それでは、鼻うがいのやり方について詳しく説明していきましょう。

まずは食塩水を作っていきます。

●食塩水の濃度は0.9%(1リットルに対して必要な塩の量は9g)
●水の温度は人肌程度(37~40度くらい)

にします。

沸騰したてのお湯を300CC程度と塩を入れて溶かし、

残り水700CC程度を入れると、大体40度前後の温かさになります。

鼻うがいを上手にするコツは姿勢が大事

鼻うがい用の食塩水ができたら、いよいよ鼻から入れていきます。

自宅の間取りによりますが、鼻うがいはキッチンではなく洗面所で行うようにしましょう。

(体に溜まった悪いものを出す行為のため)

食塩水の入ったボウルを両手で持って、片方の鼻を親指でおさえながら、液体を吸い込んでいきます。

このように食塩水を吸う方の手でボウル持って、もう片方の鼻は、反対側の人差し指で押さえます。

この時なんですが、頭が上に向いていると、すった時にそのまま喉の方に流れていくため、

できるだけ前傾姿勢を取ること

これがコツになります。

口から上手く出ない時は「形」を意識!

鼻うがいのイメージは、

鼻から吸い上げる

鼻腔を通す

口に液体を溜める

吐き出す

このようになりますが、どうしても最初は喉の方に流れ込んでしまうんですよね^^;

特に口に液体を溜めていくのが上手くできずに飲み込んでしまう事が多いです。

私も最初苦労しましたが、2つほどコツを紹介します。

  1. 「ンー」という声を出しながら鼻から吸い込む
  2. 卵を口の中に入れているイメージの形を作りながら吸い込む</b>

前傾姿勢で鼻から吸い上げていった時には、舌が下がっていると食塩水が綺麗に下顎の方に落ちてきます。

そのため、上記のように予め舌が下がるような形を作ると上手くいくので、ぜひやってみてくださいね^^

ちなみに、私は2番目の方法で実践しています。

鼻うがいが終わった後は「しっかり鼻をかむ」を徹底しよう

上記の手順で、片鼻1リットルずつ鼻うがいをしていきましょう。

そして終わったあとは、しっかり鼻をかみましょう。

自分が思っている以上に鼻の中に食塩水や鼻水も残っています。

そのため、軽くかんだだけだと、少ししたら「ボタボタボタッ」って、かなりビックリするくらい鼻から出てきます^^;

また、鼻の中に液体がとどまっている状態だと、耳に流れ込んで中耳炎になる可能性もあるので、

鼻うがい後の鼻かみも非常に重要なポイントです。

しっかり鼻から液を出すコツは以下の手順になります

  1. 立った状態で普通に鼻をかむ
  2. 足と足の間から後ろが見えるくらい体を前に倒してかむ
  3. 前のめりのまま左上を向いて1回、右上を向いて1回かむ
  4. 1~3をもう1度繰り返す

以上が、鼻うがいのやり方とコツになります。

慣れると5分もかからずに両鼻できるようになります。

動画だとこの羽賀ヒカルさんという方のやり方がわかりやすいので合わせて参考にしてみてください。

ただ、最初は鼻から吸い上げるのがちょっと怖かったり、口に落ちてきた水を飲んでむせてしまったり、上手くいかないと思います。

私も2週間くらいかかりましたが、皆さん経験することなので焦らないでくださいね。

鼻うがいとは

さて、ここまで鼻うがいのやり方について解説してきましたが、

鼻をうがいすると何が良いの?

と思われている方もいらっしゃると思います。

鼻うがいは、医学用語としては鼻洗浄や鼻腔洗浄と言われており、片方の鼻から液体を入れて、もう片方の鼻、もしくは口から出す行為の事を言います。

後ほど説明しますが、 最近では、ある症状の緩和に効果的ということで、

市販でも色んな種類の鼻うがいキットが販売されるようになりました。

鼻うがいの医学的な効果

この鼻うがいですが、医学的な側面からは、どのような効果があるとされているのでしょうか。

例えば、アレルギー性鼻炎について、鼻うがいを検証した論文が書かれています。

参考:アレルギー性鼻炎に対する、生理食塩水を用いた鼻うがい(コクラン)

この論文にもあるように、

何もしないよりは、症状緩和に効果はある

という程度で、鼻うがいによって鼻疾患が治るかと言えばそんな効果は今のところわかっていません。

ただ、アレルギー性鼻炎や花粉症など、鼻水や鼻づまりの緩和には、一定の効果は見られるというわけですね。

私も、小さい頃から鼻炎持ちなんですが、鼻うがいを始めてからというもの、季節の変わり目に必ずなる鼻詰まりや鼻水の症状はだいぶ楽になったと実感しています。

また、鼻腔を洗浄するということは、ウイルスの侵入防止にもつながりますので、

間接的に、風邪やインフルエンザの予防にも効果的と言えるのかもしれませんね^ ^

心の安定効果を劇的に実感できるのが鼻うがい

このように、 鼻うがいは医学的な面から見たら、やらないよりやった方がいいんじゃないの、程度の効果です。

なので、これだけだったら、そんなに私も強くおすすめしません。

でも、私が鼻うがいを絶対におすすめするという理由は、内面的な効果の方が大きいからなのです。

この効果を詳しく知ったのは、ボディーヒーリングを専門とする万福たけしさんという整体師の方のメルマガだったのですが、

鼻うがいは、元を辿ればインドのヨガの浄化法の1つ。

ヨガの考えでは、鼻腔は全身のチャクラ(簡単に言うとエネルギースポット)につながっていて、

鼻腔の状態と健康は深く影響するとされています。

また、鼻は脳の入り口であるため、ここを洗浄して浄化する事によって、意識がスッキリする効果も同時にあると言われます。

かくいう私も鼻うがいを始めて真っ先に感じた効果はこれでした。

私は20代後半の時に自律神経をボロボロにして以来、ずっと不眠がちで、日中に睡魔が襲ってくる現象にずっと悩まされてきました。

そのため、日中に30分でも昼寝をしないと辛い体だったんですねf^_^;

でも、なかなか寝付けないタイプでもあるので、それはもう大変でした。

でも、鼻うがいを始めて2週間くらい経った頃だったでしょうか。

これまでの睡魔が嘘のようになくなったんですね(驚)

今でも疲れている時は昼寝もしますが、夜の熟睡度も向上したため、圧倒的に回数は減りました。

まあ、私のように自律神経が異常でなくとも、起き抜けが辛い日って人間誰しもありますよね?

(月曜の朝とか、、、)

そんな辛い時ほど、朝に鼻うがいをすると、「あれっ?」と思うほど脳がシャキッとする効果を感じる事ができます。

鼻うがいは本来の自分を取り戻す習慣法

人間って、年を重ねていくと色んな事に鈍感になっていきます。

例えば、子供の頃はピーマンが苦くて嫌いだったけど、大人になったら食べられるようになった。

よくある話ですが、これってピーマンの苦味を舌が感じなくなったから、つまり鈍くなったからなんですよね。

これと同じように、社会のストレスでも、私たちの感覚って、どんどんと鈍っていきます。

これを日本では古くから、邪気が溜まるといった言い方をしますが、

自分が望んでなくとも、自然と邪気だらけになってしまうのが現代社会です。

ここ10年足らずで、心の病を抱える人がとても多くなってきている印象を受けるのも、

体内に邪気が溜まりやすくなっている社会になってしまっているからなのだろうな、と個人的には感じています。

だからこそ、現在ストレスを抱えていたり、心のバランスを崩しているなって方は、ぜひ鼻うがいをして欲しいと思います。

恐らく最初の内は上手くできないかもしれませんが、

それは自分の中に悪いものが溜まっている証拠

です。

そりゃ長年溜まったものなので、一朝一夕で吐き出せるものではありませんから、上手く口から出せないのも仕方のないことです。

私も今思えば、それまで溜まっている分を全部吐き出せた時が、鼻うがいをマスターした時だったと思います。

最初は無理してやろうとしなくてもいいので、まずは今日から1ヶ月続けてみてはいかがでしょうか。

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